第22回ラウンジ雑学講座

皆さんこんにちは!
Lounge ete、更新担当の中西です。

 

“もう一杯飲みたくなる”のは、味だけが理由ではありません。不安がない導線、迷わない提案、納得できる会計、そして余韻を伸ばすフォロー。この8ステップを台本化+計測で磨くと、再来店率と客単価は同時に伸びます。ここでは、来店前〜退店後までの摩擦を1つずつ削り、誰が担当しても同じ品質になるオペレーションをつくります。✨

 

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ステップ0|問い合わせ・予約(接触前の勝負)
• 導線統一:Googleマップ、Instagram、食べログ、公式LINEは同じ予約リンクへ。個別DMでの“取りこぼし”を防ぐ。
• 即応テンプレ:定休日・料金・席数・喫煙可否・同伴可否を定型文で。最初の返信は3分以内を目標⏱️。
• 期待値調整:セット料金/TAX・SC・滞在目安を明確に。写真3枚(入口/席/看板商品)を自動送付。
KPI:問い合わせ→予約CVR、返信所要時間、直前キャンセル率。

 

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ステップ1|到着・入店(第一印象の黄金の90秒)
• 視認性:表札は“主張しすぎない明るさ”で迷わせない位置。ビル内は矢印サイン。
• 迎えの一言:「お足元お気をつけください。ようこそお越しくださいました」。
• 荷物ケア:コート・傘・大きな荷物は先に預かる。椅子背面にバッグハンガー常備。
チェック:到着→着席を90秒以内。入口で滞る“列”を作らない。

 

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ステップ2|席案内(見え方=安心感)
• 席間:60cm以上を死守。隣席の会話音量を測定(ピーク70dB以下)。
• 温度/照明:入店直後はやや明るめ→着席後に1段階落とす。温度22〜24℃、湿度45〜55%。
• メニュー渡し方:紙+口頭の二段構え。「迷ったらこちらの3品からどうぞ」

 

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ステップ3|初回提案(“迷い”を消す3択)
• 3つの推し:①ハイボール(キレ)②ジンソーダ(香り)③ノンアル(柑橘系)を“違いが分かる”言葉で提示。
• 時間短縮:オーダー受領→提供まで3分以内。氷・グラスは事前プリセット。
• 台本:「今日は涼しいので、香りが立つジンソーダが人気です。ライム強め・弱めお選びいただけます」
KPI:初回提供時間、初回満足度(口頭アンケ)、1杯目→2杯目転換率。

 

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ステップ4|中盤の間延び防止(黄金の15分)
• 観察:グラス残量1/3で声かけ。会話の温度を下げない短い問い:「次はもう少し軽めにされますか?」
• 2杯目導線:味の変化提案(同じベースの割材変更/香草の有無)。
• 小皿:塩味・酸味・甘味の三角形を用意。小腹満たしは滞在時間を+12〜18分伸ばす傾向。
台本:「最初のハイボールがお好みでしたら、次はレモンを少し増やして爽やかに。あるいはジンに切り替えて香りを立てるのもおすすめです」
KPI:2杯目到達率、平均滞在時間、会話中の呼び出し回数(邪魔しない評価)。

 

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ステップ5|会計前の“前置き”説明(納得感の核)
• 口頭で先に:セット料金/TAX・SC/ボトル持越し/明細。印字だけでは誤解が生まれる。
• サプライズ回避:延長が発生した際はその都度確認。「あと30分ですと◯◯円追加になりますが、いかがされますか?」
• レシート/領収書:インボイス対応の有無を先に確認。
KPI:会計トラブル率、説明漏れ件数、口コミでの“会計言及”スコア。

 

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ステップ6|会計(速度×正確性×余韻)
• 所要時間:卓上会計は90秒以内。混雑時は会計専任を置き、配膳と切り離す。
• 支払い手段:現金/各社クレカ/QRはレーン分けで滞りを防止。
• 最後の一言:「本日はありがとうございました。次回は◯◯の新作ジンもご用意しておきますね」

 

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ステップ7|退店・お見送り(余韻を仕上げる)
• 動線:入口付近は明るめ+静音に切り替え。外気との温度差に配慮。
• 見送り:ドアが閉まる直前まで視線で追う。振り返った時に目が合う距離感。

 

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ステップ8|退店後フォロー(記憶の“定着”)
• 24h以内に公式LINEで“お礼+次回予約の軽い提案”。 > テンプレ:「昨夜はご来店ありがとうございました 次回は◯◯(季節限定)をご用意します。◯/◯(○)〜◯/◯(○)の◯時〜◯時で空きがございます。1タップで仮予約できます」
• 誕生日/記念日のタグ付け。VIPは手書きカードを同封(郵送/お渡し)。
KPI:翌月再来店率、LINE開封率/クリック率、紹介来店数。

 

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事例|“迷いゼロ導線”に変えて月次売上+18%
• 課題:初来店の提供遅延(7分超)、会計の説明不足で口コミに“高い”が増加。
• 施策:①推し3品台本 ②会計前の前置き ③LINEの24hテンプレ。
• 結果:初回提供3分台、会計トラブル-70%、翌月再来+9pt、売上+18%。

 

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チェックリスト ✅
☐ 予約導線は一本化されている
☐ 到着→着席90秒を守れている
☐ 1杯目→2杯目の台本がある
☐ 会計前の前置きを言えている
☐ 退店24h以内のお礼メッセージが送れている

 

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まとめ
8ステップは接客の感性論ではなく、再現できる技術です。台本化・計測・振り返りのサイクルで“摩擦”を削れば、安心→満足→再来の流れが太くなります。次回は、味の根幹であるグラス・氷・割り材を科学します。✨

 

 

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第21回ラウンジ雑学講座

皆さんこんにちは!
Lounge ete、更新担当の中西です。

 

1. 欲しい人物像の言語化
• 笑顔の回復力がある人(ミス後の立て直しが早い)🙂
• 共感の言い換え力(相手の言葉を肯定的にリフレーズ)🗣️
• 衛生観念(手洗い・グラス拭き・片付けの速度)🧼

 

2. 採用導線
• リファラル:常連/スタッフからの紹介に謝礼。
• 求人媒体:写真は“手元”と“笑顔”、文章は現場の1日で具体化。
• 体験入店:60〜120分で接客→片付け→レジ補助の一巡。

 

3. 育成90日ロードマップ
• Day1-7:接客台本・メニュー・会計説明の暗記。シャドー。
• Day8-30:1人でカウンター3席担当。SOP準拠の提供速度。
• Day31-90:クレーム一次対応・ボトル管理・締め作業を習得。

 

4. 評価とインセンティブ
• KPI:提供時間、ミス率、指名/再来の寄与、口コミ言及数。
• インセン:指名/売上の一定%、チーム達成の全員分配も併用。

 

5. シフト設計
• 週次で客数予測(予約・天気・イベント)を反映。
• ピーク30分に増員→後半削減で人件費最適化。

 

6. 台本(抜粋)
初回案内:「本日はありがとうございます。ご滞在は1時間ほどでよろしいでしょうか。人気の3品からお選びいただくとスムーズです🍸」
会計前:「本日はセット料とお飲み物2杯、サービス料と税を含めて合計◯◯円でございます。明細はこちらです🧾」

 

まとめ
人材は“採ってから作る”。台本×SOP×評価の透明性で再現性のある接客を育てます。次回は、来店〜退店の顧客体験を8ステップに分解します。🚪✨

 

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第20回ラウンジ雑学講座

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1. メニューの考え方
• 迷わせない4本柱:ハイボール/サワー/ジン/ノンアル。
• 利幅エンジン:ハウスボトル(ウイスキー/焼酎)+割り材。
• 季節の“理由”:気温/湿度/イベントに同期。

 

2. 原価設計の基礎
• 目標粗利率70〜80%を起点に売価→必要原価を逆算。
• 歩留まり:レモン・ライムは1個あたり搾汁量で実測。
• ロス:氷・炭酸の開封ロスを見積もる。

 

3. 標準レシピ(SOP)
• 計量(30ml/45mlなど)を全員が同じに。
• 氷の粒度と攪拌秒数で味が変わる——タイマー運用。⏱️
• ガーニッシュは“映え”より香りの一貫性。

 

4. 在庫とボトルキープ
• ABC分類:A=高速回転、B=準主力、C=長期在庫。
• 棚卸日を“儀式化”して死蔵を可視化。
• ボトル期限をラベル+台帳で二重管理。🏷️

 

5. 仕入れ交渉の型
• 月次発注の平準化で単価交渉。
• まとめ買いの上限は資金繰りと回転率の交点で。

 

6. メニュー改定のリズム
• 季節ごとに3品だけ差し替え。常連の“ホーム感”は残す。

 

7. チェックリスト ✅
• 主要10品の原価率を毎月更新
• 不良在庫率(C在庫/全在庫)を監視
• 提供時間(注文→提供)を計測し、ピーク短縮

 

まとめ
“売れるメニュー”は味×速さ×粗利の三拍子。SOPでブレを消し、在庫は回して現金化。次回は、人材の採用・教育・評価の“勝てる型”へ。👥📘

 

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第19回ラウンジ雑学講座

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1. 立地の見方
• 一次需要:オフィス密度/商談ニーズ、ホテル数、観光導線。
• 二次需要:飲食店の閉店時間、二次会需要、同業集積。
• 夜間動線:駅→繁華街→帰路の流れの中にあるか。

 

2. 物件チェック
• 階数:路面の可視性 vs 上階の家賃効率。エレベーター有無。
• 間口/導線:入店一歩目の“安心感”。視線が抜ける配置。
• 設備:防音、排気、給排水、分電盤容量、空調能力。

 

3. 内装動線の黄金律
• 入口→受付→席のS字回遊で“広く見せる”。
• 席間60cm以上でプライバシーと配膳導線を両立。
• 照度の層:入口やや明、席は柔、カウンターは手元明。💡

 

4. カウンター/テーブルの比率
• カウンター:一人客・短時間。会話密度が上がる。
• テーブル:2〜4名・接待。視線が交差しない角度。
• 売上構成に応じて60:40や50:50で試算。

 

5. サイン計画
• 過度な主張は避けるが、初来店に迷わせない位置・明るさ。
• Googleマップの案内と現地矢印の一致。

 

6. 工事のコスト管理
• 躯体に触れない設計でコスト最適化。
• 什器は可動式にして将来のレイアウト変更に対応。
• 音響は投資対効果大:小音量でも“厚み”が出る機材選択。🎵

 

7. オープン前テスト
• プレオープンで回遊と着席時間を計測。滞在の詰まりを解消。

 

まとめ
良い立地は“見つける”より“設計する”。導線・照明・音で“居心地”を立ち上げ、席の売上最大化を狙います。次回はメニューと原価の設計図を作ります。📜🥃

 

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第18回ラウンジ雑学講座

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※本稿は一般的な解説です。実際の手続・要件は自治体・物件条件で異なります。必ず所轄(保健所・警察・消防・税務署など)へ事前確認を。

 

1. 開業前の主要チェックリスト
• 用途地域/深夜営業:物件の用途・営業時間制限を事前確認。
• 保健所:食品衛生責任者、厨房設備、シンク・手洗い場、換気。
• 消防:避難経路、消火器、誘導灯、収容人数、内装制限。
• 警察・所轄:深夜酒類提供/風営許可に関わる可否と基準。
• 税務:開業届・青色申告承認、酒税法関連の対応。

 

2. 表示と説明の透明性
• 料金表示:セット/チャージ、TAX/SC、時間制、延長の方法。
• ボトル管理:期限・名入れ・保管方法・破損時の取り扱い。
• 年齢確認:未成年飲酒・喫煙NGの徹底。身分証確認の運用。

 

3. 労務・安全・ハラスメント対策
• 就業規則:営業時間・休憩・残業・深夜割増・送迎ルール。
• ハラスメント指針:客⇄スタッフ、スタッフ同士の両面で明文化。
• トラブル時の初動:泥酔・嘔吐・暴力・無銭・迷惑行為への台本化。

 

4. 近隣配慮と苦情予防
• 防音:ドアクローザー/二重扉、路上滞留の抑制。
• 分煙/禁煙:法令適合の喫煙室設計、表示。
• ゴミ出し:時間・分別・臭気対策。

 

5. よくあるNGと回避策
• 料金説明の口頭不足→入店時に印字+口頭の二重化。
• 席詰めによる避難経路塞ぎ→レイアウト確定前に消防相談。
• 身分証確認の属人化→チェックリスト+当番表で標準化。

 

まとめ
“楽しい”の前に“安心”。表示・説明・訓練を整えることが、クレームと炎上の最強予防線です。次回は、立地と内装動線で集客効率と滞在価値を最大化します。✨

 

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第17回ラウンジ雑学講座

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夜の街の“居心地”を設計するのがラウンジの仕事。お酒の提供だけでなく、会話・音・照明・席間距離・安心感の総合体験で価値を生むのが特徴です。ここでは、ビジネスモデルの型から収益構造、主要KPIまでを一気に整理します。✨

 

1. ラウンジの定義とポジショニング
• バーとの違い:クラフト性(ドリンクの専門性)よりも滞在価値と接客密度で勝負。席単価はやや高め、滞在時間長め。
• キャバクラ/スナックとの違い:ラウンジは落ち着き・程よい距離感・音量控えめ。会話が主役。過度な接客演出より安定した居心地。
• コア価値:①安心感 ②可処分時間の充実 ③“連れて行きやすい店”の汎用性。

 

2. 収益の柱(Revenue Streams)
1) セット/テーブルチャージ:時間制/席料。初期キャッシュを確保。⏱️
2) ドリンク販売:ハウスボトル、グラス、カクテル、ソフト。
3) ボトルキープ:リピート装置。在庫回転率・期限管理が鍵。
4) フード(軽食):原価率は飲料より高いが滞在延長効果。
5) サービス料/税:表示・説明の透明性が信頼の源。
6) イベント/貸切:平日稼働の底上げ。

 

3. コスト構造(Cost Structure)
• 変動費:酒類原価、氷/割り材、フード、消耗品、決済手数料。
• 固定費:家賃・人件費(固定+歩合)・水光熱・音響/ライセンス・広告。
• パワーコスト:ハイボール・サワー系は原価圧縮しつつ満足度維持。グラス/氷品質は妥協しない。

 

4. KPI設計(最低限)
• 席数×回転×平均組数=延べ来店
• 客単価(AVT)=売上/来店者数
• 粗利率=(売上−飲食原価)/売上
• ボトル回転率=月間開栓数/在庫数
• 再来店率=月内/四半期内の再訪比率
• 稼働率=滞在時間含めた席占有(ヒートマップ)

 

5. 成功する店の共通点
• “最初の3分”の体験設計(入店導線・コート預かり・一言目)。
• 温度/音量/照度の3点チューニング。季節と時間帯で微調整。
• メニューの“迷い最小化”:3〜5の推し導線(ハイボール/ジン/ノンアル)。
• 透明な会計:明細の内訳と前置き説明で信頼を貯金。

 

6. ビジネスモデルキャンバス(要点)
• 顧客セグメント:①同伴/接待 ②二次会 ③一人時間 ④短時間滞在
• 価値提案:会話が届く音量、余白のある距離、気まずさのない導線
• チャネル:Googleマップ/食べログ/Instagram/LINE公式/紹介
• 収益:テーブル+ドリンク+ボトル+イベント
• 主要リソース:人材・立地・音響・照明・在庫

 

7. 明日から使えるToDo ✅
• 開店30分前に温度22〜24℃/湿度45〜55%に調整
• BGMは60〜70dBをピークに(会話の通りを優先)
• 初来店には推し3品の“迷わない”台本を用意
• 会計前にTAX/SCの説明を“自分の口”で

 

まとめ
ラウンジは“居心地の設計業”。接客×物理環境×透明会計の三位一体で、再来店率と口コミが伸びます。次回は法規と許認可を具体的に押さえ、安心して伸ばせる運営の土台を作ります。⚖️

 

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第16回ラウンジ雑学講座

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~“強いチーム”をつくる~

夜職の価値を最大化するには、採用→教育→定着→安全のサイクルを回すこと。
ここでは、求人の作り方からシフト・給与設計、教育とメンタルケアまで、実務直結のノウハウをまとめます。

1|求人は“期待と安心”を同時に伝える ✍️✨

  • 募集要項の核:時給レンジ+歩合(指名/同伴/ドリンク/ボトル)・在籍/送迎・ドレス支給・研修の有無。

  • 写真と言葉:店内の雰囲気、ロッカー・パウダールーム等の働く環境を可視化。

  • 応募動機を引き出す質問:「今までの接客で褒められたことは?」「得意な話題は?」

注意:各地域の営業種別・営業時間・表示など関係ルールを遵守。曖昧な表現や誤認誘導はNG。

2|面接〜体験入店の“安心設計”

  • チェックリスト:年齢確認・本人確認、同意書(ルール/歩合/控除/支払い日)。

  • レクチャー15分:料金体系、卓オペ、NG行為、緊急連絡、アフターの線引き

  • 体験の評価軸:挨拶/笑顔/傾聴/清潔感/提案の一言。売上より“伸びしろ”を見る

3|給与・歩合・控除は“秒で理解できる”設計に

  • モデル給与:週3・5h×月12での想定収入表(指名0/2/5本の3パターン)。

  • 控除の見える化:レンタル・送迎・ドレス・罰則は金額と条件を明記。

  • 明細DX日次速報+月次確定をアプリで配信、未払いゼロ&モチベ維持。

4|新人育成:最初の30時間で“骨格”を作る

  • 3本柱:①卓オペ(上記“1/3ルール”)②会話(聴く6:話す4)③料金説明(安心の種)。

  • **“観る→やる→教える”**の三段階。先輩の背中を撮って学ぶ(了承の上)。

  • 台本サンプル
     ・提案:「甘口とすっきり、どちらがお好みですか?今日は桃のカクテルが人気です」
     ・延長:「残り10分ですが、もう30分だけご一緒してもいいですか?」
     ・ボトル:「今日は味見、次回キープで記念ラベル作りましょう」

5|定着の鍵は“体調と心の管理”

  • 飲み方教育:ノンアル活用、チェイサー指導、休肝日の設定。

  • メンタルケア:週1の1on1、売上以外の評価軸(挨拶・クレーム0・紹介件数)。

  • 休む勇気:体調不良時の欠勤フローを“言いやすく”見える化。

6|安全・コンプライアンスは“仕組み”で守る ️

  • 来店時確認:年齢確認・泥酔者対応・迷惑行為の退店基準。

  • 客トラブルセーフワードでスタッフが集まり席替えor会計へ誘導

  • 防犯:店内カメラ、緊急ボタン、同伴・アフターの行き先/戻り時刻の登録。

  • 分煙・衛生:喫煙室対応、手指消毒・グラス管理。

断りスクリプト(強引な誘い)
「お店のルールで今日はここまでなんです。次は営業時間でゆっくりお願いしますね」

7|“売上を作る会議”は数字で語る

  • 週次ダッシュボード:新規数/再来店率/指名・場内指名/同伴数/ボトル比率/平均単価。

  • アクション:数字→原因→施策→担当→期限の1行フォーマットで回す。

  • イベント運用誕生日・周年・季節は“1か月前告知→2週前DM→前日リマインド”。

8|シフトとチームの活性化 ️

  • ピーク読取:金曜20–23時・給料日前後などに主戦力を集中

  • 並び配置:ベテランの横に新人、**卓移動時は“先発→救援”**の意識。

  • 褒める文化:終礼で“良かった一言”共有、成功体験を言語化→全員の型に。

ミニケース:指名ゼロから3か月で本指5本へ ✨

  • ①既存顧客の来店目的をカルテ化

  • ②営業連絡を曜日・時間固定

  • ③“味見→キープ”の提案を徹底
    結果:再来店率↑、本指5本、平均客単価+18%。スタッフの自信も回復。

まとめ

強い夜職チームは、採用の誠実さ×教育の再現性×安全の仕組み化でつくられます。
まずは求人の見直し・給与の見える化・30時間育成プログラムから。
“働く人も通う人も安心できるお店”を、みんなの力で育てていきましょう。

 

 

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第15回ラウンジ雑学講座

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~“通いたくなる理由”~

夜の街の仕事は、偶然の来店を“必然の再来店”に変える設計が命。
本記事では、来店数×客単価×来店頻度を最大化するための、現場で使える型とチェックリストをまとめます。

1|お店の“約束”を言語化する

  • コンセプト一文化:「大人の会話と上質な静けさ」「明るくポップで初めてでも安心」など“期待値”を一文で。

  • 価格の透明化セット料金/延長/指名/場内指名/サービス料・税入口・卓・メニュー・SNSの4点で明示。

  • 初回導線:30秒で伝わる“初めてガイド”(料金・時間・ルール・推しの楽しみ方)。

KPI:初回→再来店率、指名転換率、本指継続率、ボトル比率、平均卓滞在時間。

2|“卓オペ”の5つの基本

  1. 名前記憶:名刺→復唱→会話中に3回呼ぶ。

  2. 席づくり:グラス位置、灰皿交換、氷・割り物の残量は**“1/3ルール”**で先回り。

  3. 会話設計聴く6:話す4。来店目的(仕事/息抜き/記念)に合わせてスイッチ。

  4. 提案力:最初は飲みやすい一杯+軽いフード、2杯目でボトル提案(“今日は味見、次回キープ”)。

  5. お見送り:3秒の握手・会釈・名前呼びで“次回の理由”を残す。

NG:料金の曖昧・延長の無断・過度な飲酒強要。楽しさ=安心の上に成り立つ

3|営業連絡は“短く・心を動かす”

  • 3つの型
     ①近況共有:「本日○時〜在籍です。限定の〇〇入荷しました」
     ②提案提示:「金曜は満席近いので、20:30〜お席押さえます?」
     ③感謝回収:「昨日はありがとうございました!次は〇〇のボトル味見しましょう」

  • 既読率の上げ方:アイコン統一・定時配信・**“お客さまの名前+具体”**を1つ入れる。

  • 炎上回避:深夜の連投×、返信催促×、私的領域の踏み込み×。

4|トラブルゼロの“料金7か条”

  1. 入店時に料金表を提示・読み合わせ

  2. 延長は必ず口頭確認+タイマー

  3. ボトル・フードは卓で合計をその都度共有

  4. 会計二重確認(キャスト→レジ

  5. レシート・領収書は店名・内訳・日時明記

  6. SNSクーポンは提示時点で確定

  7. 料金問い合わせは店長orレジ担当が一本化

5|“同伴・アフター”の安全ルール

  • 時間・場所・連絡を店で記録(誰と/どこへ/何時戻り)。

  • 帰路の安全:送迎・タクシーチケット・深夜帯の連絡チェックイン

  • 一線の共有:迷ったら“お店ルール”を理由に丁寧にお断り。

断りスクリプト:「今日は店のルールで遅いお時間は控えてます。また次回、営業時間内でゆっくりご一緒させてくださいね☺️」

6|健康・ハラスメント対策で“長く働ける” ️

  • 飲酒コントロール:ノンアル提案、チェイサー徹底、“一口二水”

  • ハラ対策NG行為リストと退店基準を可視化、ボディカメラ・ホットライン。

  • 受動喫煙配慮:喫煙室/分煙の明確化、声かけルール。

7|30日アクションプラン ✨

  • Day1–7:価格表示と初回導線、卓上POP整備

  • Day8–14:営業テンプレ3種を配信→既読/予約率を測定

  • Day15–21:ボトル提案トーク練習→味見→キープの導線整備

  • Day22–30:再来店施策(次回特典/記念日カルテ)+振り返り会

まとめ

“通う理由”は、安心×提案×記憶で生まれます。
価格の透明化・卓オペの型・連絡の質を磨けば、売上は自然と伸びる。
まずは初回導線と料金7か条から整えていきましょう。✨

 

 

 

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第14回ラウンジ雑学講座

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~経済的役割~

近年、ラウンジという空間は「待つ」「休む」だけの場所ではなく、滞在型ビジネスの中核として大きな注目を集めています。ホテルや空港にとどまらず、オフィス、商業施設、交通機関、住宅、医療、教育施設などにまで広がり、さまざまな経済効果を生み出す空間資源としての役割を強めています。

本記事では、ラウンジが持つ経済的価値とその広がりについて、事業者視点・地域経済・関連産業への波及など多面的に深掘りしていきます。


1. 顧客満足度の向上による付加価値の創出

ラウンジは、単なるスペース提供ではなく、“付加価値のある時間”を売る場です。顧客がラウンジで快適に過ごせることは、そのままブランド価値の向上とリピート率の増加へとつながります。

主な経済効果

  • ホテル・航空会社・駅施設などでのラウンジ提供による顧客単価の上昇(上級会員・プレミアムチケットへの誘導)

  • 高級自動車ディーラー・不動産・銀行等での高額商材販売における信頼感の醸成

  • 長時間滞在による飲食・物販の追加利用促進

このように、ラウンジは顧客との“信頼構築”と“消費促進”を同時に実現するビジネス装置として機能します。


2. 空間の収益化と稼働率向上による経営効率の最適化

従来、廊下やロビー、待合室としてしか使われていなかった空間を「ラウンジ化」することで、遊休スペースを収益化可能な空間へ転換できます。

収益化の具体的なモデル

  • 時間貸し・会員制ラウンジ:月額課金やドロップインでの収入化

  • カフェ・バー併設による飲食売上の獲得

  • イベント・レンタルスペースとしての貸出

このように、ラウンジは**空間資産の経済的価値を最大化する“空間活用戦略”**として、多くの事業者に注目されています。


3. 周辺産業への波及効果と雇用の創出

ラウンジ空間を運営・維持・装飾・提供するためには、多くの専門業者や人材が関わります。それにより、関連産業や地域経済への波及効果も期待できます。

主な関連産業

  • 内装・建築・家具業界:設計・施工・空間演出

  • 飲食業界:ケータリング・カフェ併設運営

  • ICT業界:予約システム・決済・スマートロックなどの導入

  • 清掃・セキュリティ業務:定期巡回・運営支援

  • 接客・ホスピタリティ人材:受付・案内・サービス提供

また、ラウンジが地域の事業者と連携した場合、地域食材の使用・地元作家の展示などが地場経済の活性化にもつながります。


4. コワーキング・シェアオフィスとの融合による生産性向上と創業支援

近年では、ラウンジがビジネス機能を備えた「働く空間」としても活用されており、その存在は起業家支援・リモートワーカー支援・ワーケーション需要など新たな経済活動を生んでいます。

ラウンジ×働き方の経済的メリット

  • スタートアップや個人事業主の初期コスト軽減

  • 地方でのテレワーク促進による移住・関係人口の増加

  • 企業の出張コスト削減とBtoB商談の促進

このようにラウンジは、新たな労働環境と都市・地方間の経済バランスを創出するハブ空間にもなっています。


5. 地域資源と観光消費の循環

地域密着型のラウンジでは、観光客・ビジネス客・地元住民が交差することにより、地域資源を活かした消費活動が促されます。

地域経済への寄与例

  • 地元クラフトビール・特産品・アートなどの販売

  • 観光案内拠点としての機能による観光動線の構築

  • 地元の学生やクリエイターによる地域ブランディング発信

これにより、ラウンジは単なる商業施設ではなく、地域との経済循環をつくる場として機能し、観光消費の分散化・地元経済の底上げにも貢献します。


ラウンジは“空間を価値化する経済装置”である

ラウンジは、もはや贅沢な空間の提供ではなく、空間を経済的に活かす戦略的な場所へと進化しています。顧客単価の向上、空間の収益化、周辺産業の活性化、新しい働き方の創出、そして地域との経済的な連携──ラウンジが果たす経済的役割は極めて多層的です。

今後は、AI・IoT・サステナブル設計などの技術革新とも結びつきながら、ラウンジは「過ごす場所」から「経済価値を創出する空間」へと、さらに進化していくことでしょう。

 

 

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第13回ラウンジ雑学講座

皆さんこんにちは!

Lounge ete、更新担当の中西です。

 

~多様化~

かつて「ラウンジ」といえば、ホテルや空港の一角に設けられた、主に富裕層やビジネス客向けの休憩スペースというイメージが強くありました。しかし、近年ではその存在意義が大きく変化しています。ラウンジは単なる“待合室”から、交流・業務・学び・自己表現・地域文化の発信など、多機能な役割を果たす場へと多様化してきました。

現代におけるラウンジの多様化の実態を、空間設計・機能・対象層・ビジネスモデルなどの観点から深く掘り下げていきます。


1. 機能性の多様化:リラックスから仕事・学びの場へ

従来は「休憩」や「商談前の待ち時間」に使われることが多かったラウンジですが、今では用途に応じた機能的ゾーニングやサービス提供が一般的になっています。

多機能化の具体例

  • コワーキング機能:Wi-Fi完備、電源席、オンライン会議対応の防音ブースなど

  • 読書・学習機能:図書スペースや知的コンテンツの提供

  • 飲食サービスの充実:フリードリンク・地元食材を使った軽食

  • 仮眠・リフレッシュゾーン:仮眠スペース、マッサージチェア、アロマ演出

これにより、ラウンジはもはや「通り過ぎる空間」ではなく、“とどまる価値”を持つ場所へと再定義されつつあります。


2. 利用者層の多様化:富裕層から若年層・外国人・地域住民まで

ラウンジの多様化は、提供されるサービスだけでなく、対象とするユーザー層の広がりにも表れています。

新たな利用者層の例

  • 若年層や学生:カフェ代わりの滞在場所として

  • 観光客・インバウンド対応:異文化交流や案内の拠点として

  • シニア層:静かな時間を過ごすためのコミュニティ空間として

  • 地元住民:カフェ利用・イベント参加・地域交流の場として

このように、ラウンジは単なる“ラグジュアリー空間”から、誰もが気軽に使える開かれた場へと進化しています。


3. デザイン・空間コンセプトの多様化:居心地を科学する設計思想

「くつろげる」「集中できる」「つながれる」——そのために空間そのもののデザインやコンセプトも多様化しています。

主な空間演出トレンド

  • 木材や自然素材を活かした癒し空間

  • アートやカルチャーと融合した“感性刺激型ラウンジ”

  • 視線を遮るパーティションによるパーソナル空間

  • 地域性を活かした内装(地場産材、伝統工芸など)

  • ナイトモードへの切り替え照明・BGMの演出

これらは、空間の滞在価値を高めるだけでなく、ブランドや地域の個性を体現する手段にもなっています。


4. ラウンジの業態多様化と新ビジネスモデル

近年では、従来のホテルや空港にとどまらず、さまざまな業種・施設が独自のラウンジを設けるようになってきました。

多様なラウンジの形

  • シェアオフィスやマンションの共用部ラウンジ

  • カーディーラー・銀行・不動産会社などによる接客空間

  • 医療・福祉施設の癒し空間としての患者用ラウンジ

  • 美容室やサロン併設のVIPラウンジ

  • 企業が外部開放するカフェ型ラウンジ

さらに、「月額制・会員制ラウンジ」「地域住民向けの無料開放型ラウンジ」など、ビジネスモデルそのものの多様化が進みつつあります。


5. 地域コミュニティや文化発信のハブとしての役割

最近では、ラウンジが地域の文脈を活かした**“まちの縁側”のような役割**を担う例も増えています。

地域貢献型ラウンジの特徴

  • 地元アーティストの展示スペースやワークショップ開催

  • 地産地消の飲食物の提供や物販

  • 高齢者や子育て世代の居場所としての利用

  • 観光客とのソーシャル・インタラクションの場

このように、ラウンジは単なる施設の一部ではなく、“地域と人を結び直す装置”として機能し始めています。


ラウンジは「滞在する場所」から「価値を育てる空間」へ

現代のラウンジは、休憩する場所ではなく、“過ごす理由がある場所”として進化しています。利用者にとっては心地よく過ごせる空間であり、運営者にとってはブランド価値や地域とのつながりを生む場であり、社会全体にとっては新しい交流と共創のインフラでもあります。

今後もラウンジは、「空間+目的+人のつながり」の三要素を柔軟に掛け合わせながら、多様なニーズに応え続ける複合的空間として、ますます重要性を増していくでしょう。

 

 

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